パラジウム取引

パラジウムは加工し易く、また、酸化しにくいため、貴金属の触媒として活用されています。プラチナと同じ白金族に属し、貴金属に分類されます。吸収特性に勝り、非活性金属の中では、密度と融点が最も低いことから、加工性に優れています。このことから、あらゆる産業で幅広く利用されているため、投資対象としても近年需要が増えています。


供給ソースが限られていながら高い需要があるため、パラジウムのグローバル生産は減少しています。そのため今日では、パラジウムはゴールドやプラチナと比べ、より希少となっています。貴金属の希少性と需要の増加から、パラジウムは多くの投資家が注目しています。

NEXTARTでのパラジウム取引
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歴史

パラジウムの歴史的背景は、他金属と比べると特殊で、ゴールド、シルバー、プラチナとは異なり、白金鉱中に発掘されました。イギリスの化学物理学者が、南米のプラチナ鉱石からパラジウムとロジウムを分離したことによって、パラジウムが発見され、その後、鉱石からの分離にさらなる研究が重ねられました。 パラジウムは白金の副産物(バイプロ)として回収され徐々に知名度を上げ、当時新しく見出された小惑星パラス(Pallas) にちなんでパラジウムと名付けられました。

パラジウムの価値

パラジウムの抽出方法は、他のレアメタルと異なり、主に白金やニッケルの随伴生産(バイプロ)として採掘されています。安価であるにも関わらず、パラジウムはゴールドやプラチナより希少性が極めて高いとされています。 パラジウムは融点が低く、錆や変色に強いため、触媒によく使われています。プラチナと特性が似ていますが、他の貴金属とは次の点が異なります。


優れた吸収性、特に水素を吸収する性質が強い 市場供給と工業生産がゴールドとプラチナに比べて希少 ゴールドのように展性と延性がある 貴金属の中では硬度が低い 白金系金属の中では、融点が最も低い パラジウムは自動車産業での需要が多く、自動車触媒が需要全体の約半分を占めます。


また、様々な反応の触媒として幅広く使われており、パラジウムは医療機器や電子工学での産業用途にも使用されています。また、装飾品としては、パラジウムを使用したホワイトゴールド等の合金が生産され始めています。